セレブママはお騒がせ 62

第十子バーサの誕生日 幼児から子供へ
ついにベビーベッドが片付けられる日が来てしまいました。
十番目の子が小学生になるとは、感慨深いです。

ハリエット、いいから。学校行って。
お腹空き過ぎて、ケーキ待ちなんでしょうが、バス着てるし。

マリエ「ふーよ。こうやるの」

ろうそく、ぷー。

バーサを降ろして……。

既にお茶を淹れているマリエさん。
最後の幼児だぞ?

サイコロ特質は『完全主義者』でした。
現在の所、父親似は『フレンドリ―』だけですねぇ。

うん。微妙になるだろうなぁと思っていたけれどもやっぱり微妙だった。
変ってしまった髪を戻して、化粧をして、服を変えただけです。
眉毛変えたいなぁ。せめて間隔が開けばいいのかな? まぁ十代まで待つか。

赤が好きな子だし、父親の制服がシャアのような赤なので、服は赤系。

一緒にケーキを食べます。

マリエさんはこれから仕事ですし、忘れないうちに誕生日プレゼントのタブレットとパソコンを贈ります。

おお! ハリエットはソンジャと知り合いになりましたか。
是非連れてきてね。
ソンジャって、誰の子? 状態ですけど。

『逮捕された?』
それはひどい。これは名誉毀損レベルでしょう。

裁判を起こします。

負けるんですか? ひどい。
お金はどうでもいいけれども、その噂は何とかして欲しいですよ。

学校の前でバーサはギターを弾いていました。
ほう。スキルもないのに自らギターを弾くとは、さすがシンガーの娘?
(エイプリルのギターは、指示して弾かせていましたから)

そしてまた『甘やかされた』ムードですか。
甘やかしますよ。末っ子ですもん。

おっとぉ! ソンジャちゃん(女の子だったか)登場です。
(誰の子だっけ? は相変わらず)

服が残念だったので、着替えてもらいました。
髪はお祖母ちゃんの若かりし頃に似ている奴で。

お顔はちょっと残念なんですが、そのまま行きます。
デカい顔も個性だ。

ハリエット「何やってるの。セレモニーだから来て」
バーサ「はーい」

ハリエットは『名誉のセレモニー』です。

バーサ「眠いんだけどなぁ。セレモニーの最中に寝ちゃうだろうなぁ」

マリエさんは、就職2周年でした。
もうそんなになりますか。

帰ります。
セレモニーなのは判っているんですが……。

行き先はこっち。馬鹿婿その1にパーティーに招待されているんです。
馬鹿婿はどうでもいいけど、娘と孫娘には会いたいじゃないですか。

でも娘も孫もいなくて、女性ゲストばかりでしたけどな。
馬鹿婿、どういう事だ?

ん? 妹さん?

ハリエットのセレモニーは終わりました。

で、着替えたんですが、なぜパジャマ?
妹バーサにサムズダウンやられているし。

マトローナにも囃されていますぜ。
眠いならさっさと帰りましょう。

エイプリル「姉ちゃん……」
マトローナ「さぁて帰ろう」

エイプリル「車貰ったのに、運転出来ねぇ!」

やっぱりあなたも、運転は最後まで教わっていなかったんですね。

小学生たちと一緒に、地下鉄で帰ります。

マトローナも運転は一度で終われませんでしたが、今では運転出来ます。

先に着いたけれども、玄関前で宿題。

エイプリル「姉ちゃん。なんで乗せてくれない」
マトローナ「運転を覚えないあんたが悪い」
エイプリル「ちぇっ!」

小学生たちは、地下鉄駅から自転車です。やっと到着。

バーサは早速スプリング遊具牛草君で遊びますが……。

ハリエットはまっすぐお絵描きでした。

バーサはまだ『魅力』スキルの授業を受けていないので、『魅力』スキル本を読ませたんですが……。
(マトローナは自主的にクッキングケーブルを見ています)

読書は嫌なようで、すぐやめてしまいました。
そしてまたこれ『贈り物はどこ?』ムード。




マリエ「ハリエットは画家としてやっていけるかもしれないけれど、バーサはどうなるのかしらねぇ」