セレブママはお騒がせ 66

忙しい日
エイプリル「あれ、ちみっこは?」
マトローナ「乗ってるでしょ」

スクールバスは三人しか見えないのがとっても残念です。

マリエさんは、金曜日なのでお仕事はありません。
願望はピアノのスキル上げなので、ピアノ弾き。

エイプリルがエンジェルを連れてくる?

マリエさんにとって、エンジェルは一番親しい孫ちゃん。
まだ小学生だと思っているでしょうが、エイプリルが連れてくる事からしても、とっくに十代です。

バーサは、ソンジャの所へ遊びに行くようです。
行ってらっしゃい。
でも、どこの孫だったっけ、ソンジャって……。

エンジェル来たー!

あれ? 四女ロミーも来てる!
これは嬉しい。

宿題をやるのはいいことだけれども、何もそんなところでやらなくとも。
さっさと入っていらっしゃいって。

んあ?
よりによって、今日か?

ソンジャの家に遊びに行く気満々で、ダッシュしているバーサ。

ソンジャ「あれ? バーサ叔母ちゃん、ウチに来ないの?」

バーサ「行きたい。行きたいよぉ~。でもバスに乗れないんだぁ~」

着がえはしたけれども、足が止まってしまったバーサでした。
これは可哀想だ。

この鶯ボール頭も、孫ちゃん。
さて、どこの子だっけ。
(覚える気まるでナシのプレイヤー)

マリエさんが『セレモニー』出席のために学校に到着しました。
遅れて、 マトローナとエイプリルも到着。

帰っちゃうよなぁ。そうだよなぁ。
この後、『チャンス』で海洋施設に出かけていたハリエットもギリギリで来ました。

全然嬉しそうでないのは、下がり眉の所為か?

バーサ「ソンジャのとこ、行きたかったなぁー」

そしてパジャマに着替える。

マトローナ「ばーかばーか。ここで寝て凍死してしまえ」

そして母と姉はマイカーで帰って、末っ子は放置。

これ、誰か連れ帰れないんでしょうか。

連れがいるのならともかく、一人はあまりに不憫ですよ。

家の門を通ったところで、訃報がありました。

ウェイン・バンブルさんが亡くなりました。
これでハリーさん、マシューさん、ロミオさんに続いて、四人目となります。

ハリエット「ママ、どうしたの?」
マリエ「ん? ウェンディのお父さんが亡くなられたのよ」
ハリエット「そっか」

マトローナ「なんか今日は散々だったなぁ。予定狂いまくりだ。セレモニーの所為で」
ハリエット「あたしもチャンスあったし、忙しかったぁ」
マトローナ「ママはロミー姉ちゃんと話したかっただろうし、エンジェルとだってねぇ」

ハリエット「姉ちゃん。バーサの所為じゃないよ? バーサだって予定があったんだし」
マトローナ「そうだけどさぁ」
ハリエット「しかもバーサったら、セレモニーのほかに、『エミルと友達になる』なんてチャンスまで出てるんだよ? 甥っ子だよ? 面倒くさい」

バーサはエミルに電話をしています。
身内との関係は『知人』とか『友達』とかが出ないので面倒くさいじゃないですか。

マリエさんはパーティーに出かけます。
ハリエットはスケッチブック。

エイプリルも『チャンス』で、読書。
今日はチャンスが出まくったのです。

ハリエット「マトロ姉ちゃんの言った事、気にすんじゃないよ」
バーサ「ぐは!」

バーサ「やったなぁー!」
ハリエット「あはは」

その後、ハリエットはイーゼルのお絵描きの続き。




バーサは、誰もいないリビングダイニングで、一人でギターを弾いていました。