日没の錬金術師 40-2

エリオット(第五子)とエミリー(第六子)の誕生日 子供から十代へ
長女は独立して家にはおらず、長男はデート中というレオーネ家では、双子の誕生日もありました。
一気に寂しくなりました。

この子は父親の容姿の割には、結構イケメンに育ちそうな気がするんですが、どうかな?

願い事をして……。

ろうそくふー。

やったねー。

キラキラリ~ン。

ハゲか? 坊主なのか?

それはさておき、サイコロ特質で『鍛錬されている』が出ちゃいましたか。
うーん。第七子レオナルドが持ってますよ。

心身ともに鍛錬されて『短気』がマシになってくれるといいんですけどね。
武術スキルの上がり具合がいいってだけでは、ただの怒りっぽい乱暴者イメージで、救いがないな。

髪を変えて、化粧を施しただけです。
やっぱりウチの男の子の中では一番のイケメンだと思います。

ん? 顔はいいんだけれど、体型がダメか?

長男コンラッドが細いのはティーン独特の体型だと思っていたんですが、違うのか?
父親か? 父親の体型が出るのか?

妙にむっちりしていますよ。
太ももパンパンだし。

そしてまたこの顔。
自分の誕生日くらい、機嫌よくしてなさいよ。

不機嫌なお兄ちゃんはほっておいて、双子の妹エミリーの誕生日ケーキです。

相変わらずでメラニーは笑うし、誕生日迎えたばかりの兄はケーキ食べてるし、
盛り上がりに欠けます。

お願い事は……。

ろうそくプー。

くるり~ん。

あ、この髪型はダメだ。街中あちこちにいらっしゃる。
サイコロ特質は『口達者』でした。悪くはないね。
出来る事なら『名演奏家』を外したい。ウザいんだもの。

髪型の変更とお化粧だけです。
目の色が同じなので、シンシアとよく似てる感じですが。やっぱりこの子が一番メラニーに似ているようです。

服は十代女の子はみんなこれなんですが、髪型が老けてるかな?

エミ「スタンリーお兄ちゃん。もういいってば」

シン「双子はなんか、生意気な子に育った気がする」
スタ「だね。双子のどっちも厄介だ」

二人一度のバースデーだと、テーブルが足りなくなります。
この家を買った時からあるベランダのテーブルセットですが、片付けなくて正解でした。

エミ「お兄ちゃん。今頃なにやってんのよ。うるさいからやめて」

汚れた皿に文句を言うスタンリー。
『きれい好き』グレイスがいなくなった弊害が早速出たね。
『きれい好き』ではないけれども、結構マメなコンラッドもいないのでした。
誕生日なんだから仕方ないでしょ、と言っているであろうエミリー。

コンラッドはベラ嬢と別れた後なのか、エリクサー屋さんで一人、錬金術の調査をしていました。
これで錬金術のスキルが付いたけれど、さっさと帰っておいで。

第三子シンシアは、料理のレシピを覚えたい願望で、クッキングケーブルを見ています。
第七子レオナルドも一緒にテレビを見ていました。

帰って来たコンラッドはお腹を空かせて、料理。
ケーキ一杯あるんだから、そっちを食べてよ。

成長したばっかりのエミリーは、今度はヴァイオリン。
うん。ピアノより場所を取らないのがありがたいよ。

エリオットは、運転を教わりたい願望を出しています。
あぁまた車を購入するのか、この家は。