マチルダが結婚して独立し、アポロさんの子エイプリルが誕生した火曜日は、まだ続いております。
電話攻撃がひと段落してやっと腰を降ろせたマリエさんです。
でもまた電話。
六女マトローナの世話をしていても電話。
合間に卒業パーティーの実況が入ります。
ロミーはまた喧嘩をしているようです。
ロビンがおかしな事をしでかしても驚きません。
ロビンは卒業パーティーの王にすんなりと選ばれましたし、
ロミーは卒業パーティーの女王に選ばれて王冠を頂き、みんなとハイタッチをしたり、
ロビンはクラスメイトをダンスに誘って断られ、みんなの前で笑いものにされたり、
ラファエラはパーティーの幕が素敵だと考えていたり……。
少子化故で、相手がいないんだろうなぁ。
三人とも『恋愛対象』が出来るような出来事は起こりませんでした。
とどめはこれか。
のんきそうだったラファエラも、結局は喧嘩でした。
そしてまた電話。
うんざりですよー。
服がまだマタニティだったので、着替えました。
学校を卒業すると、親も兄弟も誇らしいんですよね。
でも長女バーバラしか卒業させてやれませんでした。
『考慮』特質持ちでもないのに、窓の外を眺めているマリエさんなんてらしくないので、
ずっと出ているけど放置のチャンス、『レストランに食事』に出しました。
アポロさん、まだ家にいるけど。
でも上げる吹き出しは、次女ウェンディ。
いるのかな? と探したんですが、近くには居ませんし、家にもいませんでした。
在宅なのを発見したので、出かけちゃいます。
あぁ、アパートって面倒くさい。
て、また噂が流れました。
応答があったんでエレベーターに乗ります。
家には入れるんですが、家主は寝てました。
応答したんだし、起こしちゃいましたけどね。
ハリー・マークス氏です。
やっぱり細ーい。
実はマリエさんは、初対面。
マリエさんの人間関係に、ハリーさんは入っていませんでした。
一番最初に出会ったウチの一人ですが、マリエさんはハリーさんと一緒にいたバリーさんに行ってしまったので、ハリーさんとは挨拶もしていなかったのです。
(名前が似過ぎていてややこしいな)
十代のバーバラがハリーさんと出会っていて友達関係まで行っていたこともあり、マリエさんとハリーさんが全くの他人だった事に気づいていませんでした。
三女マチルダでさえ、挨拶だけで『友達』になれます。
マリエさんが男を落とすのは簡単でございますよ。
一応『弾みのキス』ですが、断られませんって。
花を贈ったりもして……。
『告白する』。
あれ? すっ飛ばし過ぎて、独身なのかは確認しなかったな。
長女バーバラが十代の時に、ハリーさんが独身なのは確認しているけれど、その後結婚していたりはしないよね。
今更どうにもならない。
『赤ちゃんを作ろうとする!』行きます。ベッドの前だしな。
キチンとベッドメイキングをしてからの、ハリーさん。
マリエさんが大根足に見える!
何はともあれ、チャイムは鳴りました。
細いよ、細すぎるよ。
彼の細さも充分堪能したので、『お別れ』行きます。
ハリー「いきなり、なんだい?」
この時点では『ハリーはマリエがものすごくホットなシムだと思っています』です。
ハリーさん、遅い。プレイヤーの環境が悪いのか?
勿論その後『元カレ』となり、
『ハリーはマリエが許しがたいほど失礼だと思っています』になりましたが、
ハリーさん、そういう顔じゃないよ。
凄い罪悪感です。
怒ってくれた方がいい。
ここは彼の部屋なのですから、立ち去るのはマリエさんです。
逃げられてよかった。こんな顔のハリーさんを追い出すのは嫌です。
気の毒でハリーさんを見ていたわけですが、マリエさんが去った後すぐに、ルームメイトのマチルダさんが登場しました。
マチルダ「あら、ハリー。どうしたの?」
ハリー「聞いてくれよ、 マチルダ! 今、マリエ・ゴールドが!」
ここは三人でルームシェアしているのですが、もう一人は寝ていました。
マリエさんが来た時はハリーさん一人でしたから、いつの間にか帰ってきていた訳で。
この部屋、3BRだけれど、全室ダブルベッドだねぇ。
マチルダ「マリエ・ゴールド? さっき似ている人とすれ違ったけれど、セレブがこんなところに来るわけないじゃない。他人の空似よ」
ハリー「そ、そうか?」
マチルダ「ハリー。寝てたんでしょ? 夢を見たのよ」
ハリー「夢……か」
マチルダ「疲れてるのね。旅行でも行ったら? フランスとかいいんじゃない?」
ハリー「旅行はしたことがないんだが……」
マチルダ「市役所でビザの申請をするの。明日にでも市役所に行ってらっしゃいな」
勿論そんな事はないですが、明後日の伏線です
と、そこまでハリーさんの様子が見られました。
非アクティブ世帯ですから、いきなりマリエさんに代わります。
ここまで『アート・セントラル』世帯を引っ張ったという事は、マチルダさんが上がって来たエレベーターを待って、マリエさんが乗り込んだのではないでしょうか。
なので、マチルダさんとマリエさんは、エレベーター前ですれ違っていると思われます。
家に帰ります。
マトローナは泣いているし、アポロさんはまだいたし……。
夜中ですから、十代たちは卒業パーティーの後はまっすぐ帰宅して、すでに寝ています。
六女マトローナにおまるを使わせて、その間に七女エイプリルの下がった社交の回復。
ふてくされたお顔でおかえりのアポロさんでした。