今日もチョコレートパイが朝食のセレネ。
執事、遅いんだってば。
セレネ「執事さん。私のいない間にメノワラワのお誕生日、やらないでね」
執事「猫の誕生日のお祝いの仕方が判りません」
セレネ「そっか。そうだね」
セレネ「行ってきます」
クラスメイト全員と会いましたので、今日からは「友達と話す」です。
バート「愛情を注いでやればいいのか?」
執事「そのようです」
バート「お前は安上がりだな」
『愛情を注がれた』ですね。
バート「さて。セレネに何か作っておいてやるか」
アップルパイが焼きあがった所で玄関チャイムが鳴りました。
誰か来たみたいですが、放っておくつもりが、バート氏は自分から動きました。
アンヘル・ロボス氏でした。
会話はもっぱら、スポーツ関係のようです。
セレネは、今日は社会見学でした。
優等生名簿に載りました。
セレネ「ただいま。あ、いらっしゃいませ」
バート「おかえり」
セレネ「……(優等生名簿に載った事、報告したいのな。お客様かぁ)」
執事「優等生名簿に載ったそうですね。頑張りましたね」
セレネ「えへへ」
セレネ「メノワラワのプレゼント、どうしよう」
執事「可愛がってあげればいいんですよ」
セレネ「寝てるし」
セレネ「あ、私がやろうと思ったのに……」
セレネは待ち構えていたようです。
アンヘル氏との枕たたきが終わったとたんに、セレネの番となりました。
そして気づけば、あれ?
子どもは他にいないんだからセレネだと判りますけど、いきなりは勘弁してほしい。
そしてこの子、髪型が変わると結構……不細工?
セレネ「皆の者~」
バート「はいはい。下僕が参上いたしましたよ」
セレネ「えー? 違うよぉ。バート様は下僕じゃない!」
セレネ「そこの下僕ども~」
バート「こら。お客様を下僕扱いしてはいかん」
セレネ「喧嘩をするなら、外で決闘をなさい」
メノワラワ変身の時間となりました。
壁の向こうなんですけどね。
へんし~ん!
大きくなりました。
今まで登れなかったところへも登れます。
お客様は筋肉自慢を始めました。
セレネ「そんなの! バート様の方が凄いもん!」
アンヘル「そうかぁ。バートさんも身体は鍛えているもんなぁ」
セレネ「そうだよ!」
バート「仕事辞めたい……」
バート氏はすでに寝ていました。
セレネは夕食ですが、白パン?
そして後ろ! なんだそれは!
家人でさえまだそんな事してないのに、お客がぁ……。
誕生日プレゼントは、おもちゃ箱と、これを買いました。
メノワラワ「バートさん……」
階段も下りられるようになりましたね。
でもバート氏は二階だよ。
バート氏が起きて、在宅仕事を始めた頃、やっとお客様はおかえりになられました。
って、 3:41ですがな。
セレネも執事も、とっくに寝てますよ。