誕生パーティーは目前ですから、セレネの部屋はお客さんが入れないように、と鍵を掛けたら執事も入れませんでした。
慌てて開錠。
降ろしてやってくれないかなぁ。
郵便物が来ていたので、バート氏が取りに行ったところ……。
飾りっ気のない家ですから、贈り物は嬉しいんですが、上官……。
新聞配達少女とばったり会ったので、お喋り。
『魅力』スキル上げの為です。
執事「旦那様はお忙しいですからね」
いや、君がセレネの世話を後回しにしているんだよ。
新聞少女、仕事中ではないのかな?
バート「警察キャリアに転職すれば、パトカーが支給されるんだ」
執事「おかしな街でございますねえ」
新聞少女は怪談を始めました。
仕事がどうなっているのか気になって仕方がない。
バート氏には電話が掛かってきております。
やっぱり上司だったか……。
電話してください、という割には、頻繁にかけてきてるじゃないですか。
って、デート? デートですか?
申し訳ありません。お断りさせていただきます。
執事は新聞少女と枕たたきを始めておりました。
土曜日です。お出掛けをしなければいけません。
着がえをして……。
公園に来ました。
また電話。
上司、暇なんですね。
セレネ「ばーとしゃん、でんわ」
上司ですから仕方がない。デートは断りますが、雑談なら付き合いますか。
セレネは、恐竜を取り出しました。
そしてトイレへ。
あぁ、前回遊んだおもちゃが置きっぱなしです。
バート氏の顔アイコンを上げているご婦人は、ハートを上げてくださいました。
勘弁してください。
いや、バート氏も上げたんですけどね。
誰もセレネをかまってくれない。
暗くなってきたので帰りましょうか。
タクシーの中で泣かれずに済むとホッとします。
到着です。
食事にしないとね。
って、また電話?
また上司か、と思ったけれど、ドン氏でしたか。
執事「旦那様。セレネ様は降ろすべきでは?」
セレネを降ろした途端、バート氏はまっすぐに寝室に行ってしまいました。
執事「珍しいですね」
執事はセレネに食事をさせおむつを替えて、ベッドへ。
執事「今日は私も、遠慮なく早寝が出来そうです」
10:30です。
セレネはまだ起きていますけどね。
まだ必要のないセレネのベッドが用意されているのに、バート氏と執事のベッドは初期のままです。