猫ーーー!! 頼むから寝かせてあげてぇ!!
猫も社交が下がってるんですね。
ごめんよ。でもセレネの所へ行って。
落ち着けプレイヤー。猫はセレネの所へ行かせろ!
とセレネを見れば、腹減り状態。
もしかして、冷蔵庫に料理のストックがないのか?
料理を作りすぎると評判の執事がいる家で、グリーンサラダを食べる破目になろうとは……。
猫がやっとセレネの所に来ました。
来たって、セレネは何も出来ないけどな。
なんとなく、ふてくされている感じの猫。
ご飯? 入ってるよ? 少ないけど、空ではないよ?
セレネが入れたあたり、なかった事になっているんだろうか。
執事は今頃何か作ってるし……。
そうだよ。誕生日だよ。
パーティーをやらなきゃいけないから、朝から誕生日をやるわけにはいかないけれども、ごちそう作ってくださいよ。
ダメだこいつ。自分の分しか作らねぇ。
グリーンサラダで朝ご飯を済ませたセレネは、『おなら』を再読しておりました。
他に読む本、ないのかなぁ?
登校時間です。行ってらっしゃい。
今まで寄り道はなかったけれど、今日もまっすぐ帰ってきてね。
ほら、自分の分だけだ。
バート氏が起きてきて、何やら作り始めました。
何だろう、この材料。
執事「旦那様。お疲れのようですが、大丈夫でございますか?」
バート「あ、あぁ……」
バート氏が食べようとして、一皿カウンターに置いて座った所で、執事に皿を取り上げられたのでした。なんなんだよぉ。
ここでお知らせ。
『やあ、バートランド、うちの犬が子供を産みました。1匹飼ってみませんか!よろしければ家に寄ってください』
バート「今日は誕生日だ。『猫好き』が『犬好き』を引っ張ってこないだろうな」
もう一皿取って、やっと食べられました。
作ったのは『フルーツパフェ(良質)』。ホントに、甘いものしか作らないなぁ。
でもバート氏は、執事のように『自分の分しか作らない』とは違って、ちゃんと複数分作りますよ。
バート「こら。フルーツサラダなんて、猫はダメだろう? 降りなさい」
でも勝手に食べない良い子。
バート氏はいつものように在宅仕事を始めたのですが……。
今日はダメっぽいです。
直ぐ正装してしまうバート氏が、いつまでも寝間着姿でいると、病人にしか見えない。
バート「メノワラワ。目覚ましなんて、鳴ってないよ」
セレネはなんとか、バレエのエシャッペ(レベル3)まで覚えました。
ギリギリでしたね。
バート「ではそろそろ準備をしないと」
フォーマルパーティーにするために着替えたわけではなく、『適切』特質故の着替え。
主催者がこれでは、カジュアルパーティーにする訳にはいかないですよ。
バート「さて、誰を招待すればいいのやら」
セレネの『人間関係』から、男性客として、オスカー君、ダラス氏、バズ氏。
残りはバート氏の『人間関係』から、シャーマン(上司)氏、ジョージ氏、ドン氏、ラリー氏、トリガー氏、というところかな?
ビュッフェテーブルを設置。
ケーキが足りなくても、料理はこれで足りるでしょう。
誰だ?
えっと……判りません。
続々とお客様が到着しました。
あぁぁぁぁ。この方、前回(結果としてダメだった)のパーティーでも、来た途端に帰ってしまった人でした。
お仕事かな? 呼んじゃいけなかったね。ごめんなさい。次は呼ばないようにするから。
でも来てくれてありがとう。
誕生日パーティーだというのに、賑やかしは家族だけですか。
あ、そうでもなかった。
君、いいねぇ。ちょっと近過ぎるけど、狭いから仕方ないね。
お祝いしてくれるオジサマもいらっしゃいますが、どちら様?
褐色肌で白髪の招待客は、居ないけどなぁ。
女性は一人も招待していないのに来ていますから、勝手にいらしたお客様ですね。
願い事をして……。
ろうそくふー。
おっと。賑やかになってまいりました(遅いって)。
青い服にオレンジ色の髪の方も、招待客じゃないなぁ。
お客様が9人います。呼んだのは8人。
1人既に帰っているし、ドン・ロサーリオ氏とダラス・シャロ―氏が見えません。まだ来ていないのかな?
ハンター・コットンアイ氏もいますが、呼んでませんねぇ。
でもお祝いしてくれてありがとう。
キラキラ、来たーーーー!!!
やり直し覚悟だったんです。
一度で成長してくれるなら嬉しいですよ。
変身じゃーんぷ!
容姿はあらら、ですが、サイコロ特質は『芸術家肌』でした。
『犬好き』を引っ張ってこなくて、助かった……。
髪型が変わると、髪色も変わってしまうので、今までの髪と同じにしました。
後は服を変えて、化粧を加えただけです。
こんな感じで……。
背が、ひょいっと伸びました。
という事は、隣の福々しい方は、背の高さからして同じ十代ですね。
なら、オスカー君ですか。
判んねぇよ!
『招待客名簿』の顔アイコンはまだ小学生だよ。

鼻がダメかもしれない。
どうしても気になるようなら、その時に直そう。
ケーキは早い者勝ちですよ~。
この女性は、髪型からすれば、ロレイン・カンティーナさんかな?
誰かが来ました。
バート氏はギターを手に外に出て行きますが、目的は来客? 外でギターを弾きたいだけ?
ラマさんでした。
仕事してください!
このラマさん、女性だったっけね。
ドン・ロサーリオ氏が今到着ですが、ケーキを持ってきてくださったんですね。
ありがとうございます。でもろうそく、多過ぎませんか?
バート氏がギターを弾いています。
セレネも最初は聞いていたんですが、自分も弾く気になったようです。
地面が平ならもっと近くに寄れたんでしょうけれど、デコボコなのでキーボード設置は場所を選べません。
バス(左の緑上着)「私が抱っこしたあのおチビちゃんが、大きくなったもんだ」
とか思ってくれていたらいい。
そろそろお帰りのお客様が出始めました。
セレネも眠いので、お開きにしましょうか。
あら? トリガー・ブルック氏ですね。
撮った写真を二人で見ています。
ルールだから邪魔はしないけども―。
この方『無精者』特質持ちだからね。
今、べったりくっついた近距離で、ゲップしたでしょ?
え? ハンター氏が何か?
普通に料理を食べているだけだけれどな。
おしゃぶりの吹き出しは、ハンター氏ではなく背後の誰かですし。
ともかく、人を指さして笑うようなことをしてはいけません。
上司……そんな真正面から見つめられては、バート氏も照れるでしょうが。
ジョージさんもお帰りです。
おおむね高評価です。
元々ここは猫グッズ置き場でしたから、早く片づけないと、猫は諸々を外で済ませる事になります。
ゴミを片付けたところで、上司のお帰りです。
上司(名前を覚える気が全然ない)……かなり太られましたね。顔の幅がアイコンと違うじゃないですか。
遅れてきたドン氏はまだお茶を飲んでいらっしゃいます。
セレネは先に寝ました。
もう夜中ですしね。明日は学校がありますし。
おお! 史上最高のパーティーですか。
でも『素晴らしいパーティー』ではないんですね。この願望はクリアされませんし。
生涯の報酬の『伝説のパーティー主催者』は買ってあるんです。
成功は、そのおかげでしょうね。
何はともあれ、セレネが無事十代に成長出来て良かったです。